村岡公民館・移転再整備検討委員会 2021.1.26 小林 勝
村岡公民館 再整備建設検討委員会(第12回)
2021年1月25日(月)
於て.藤沢市村岡公民館・ホール
14:00~16:30
第12回目となる村岡公民館の移転・再整備の検討委員会が開かれました。
1都3県の2回目の緊急事態宣言発令に伴うコロナウィルス対策で公民館は使用中止中でしたが、会議は特別に開催されました。
スケジュール表にも示されている通り基本設計(9ヵ月)、議会等報告期間(4ヵ月)、実施設計(12ヵ月)を経て、令和4年度(2022年度)の10月頃から事務手続きと建設工事に入ります。
完成は、建築工事を24ヵ月ほど見込んでいますので令和7年(2025年度)の3月頃です。
私は今、69歳ですから落成式の時は74歳です。それまで元気でいなさいということですかね?
今回は、主に、公民館建設の設計を担当されている小林建設事務所(厚木市)から、今までに私たちが討議してきた基本構想や基本設計を踏まえて、柏尾川が氾濫した場合に新公民館が水浸しになることのシミュレーション(模擬実験)の説明がありました。
そして、今までの検討委員会で検討してきた防潮板などはやめて、1.75mの上り坂(スロープ)によって浸水を防ぐ案が提起されました。A案、B案、C案の3案を検討したのですが、採決の結果 C案を軸にこれからの建設・検討を進めていくことになりました。
駐車場は32台、車いす用駐車場2台、公用車4台。自転車64台、バイク18台分を確保します。
十二天公園側からは、乳母車などでスロープなしで公民館に入館ができます。
防潮板、よくないですね! 私が現役のころ点在した工場建物の一つが柏尾川の水害対策で防潮板を常備していました。夜半の台風による大雨が予想されたため、17時に担当部門が防潮板を設置したのですが、度近眼のある人が1Fの自動ドアを通ろうとして防潮板があることに気が付かなくて転んでしまい、額を数針縫う大けがをしてしまいました。
10年前の三陸大震災では、消防団員が水門を閉めに海に近づいたため波にさらわれてしまい、200名の方がお亡くなりになりました。もちろん、トランシーバー(無線機)なども配備されておらず、状況もわからないまま海にさらわれたのが痛ましいです。
次回の会議は、2月19日(金)に村岡公民館で開催されます。
この会議は、希望の方が傍聴ができるオープンの会議です。初期に数名の傍聴者がいらっしゃいましたが、今回は傍聴希望者はいませんでした。
午後2時から休憩時間もなく、飲み物もなくてひたすら会議に傾注するというかなりきつい進行でした。こりゃ、会議好きでないと務まらないかもしれません。公民館の職員を含めた市側の職員は10名近くいましたが自分たちのは進行のこと。設計事務所のお三方は設計の実務。参加者は、議長を務めた連合町内会長や副議長を務めた町内会長もひたすら進行のことに専念していますから、完全に縦割りの会議です。参加者委員は、15名ほど。公募の3人の方もいました。私は、公民館サークル連絡会の副会長(当時)の肩書で会長と一緒に出席です。前公民館長や消防署の職員などもいましたが、休憩などの動議を出すタイミングがない会議の進行でした。
参加者の報酬は、ご存じのとおりありません。無報酬です。交通費も出ません。ふつう、市の各種の審議会だと1回1万円くらいが支給されますが、この検討委員会は支給されません。
私からは、① 1.75mのスロープは車いすでの来訪者のなどのことを考えるとややきついので、できれば駐車場からフラットで公民館の建物の入り口まで到着して、エレベーターで入館できないかを提起しました。
⇒ 市側からは、1.75mが中途半端な高さなため浸水対策上、上り坂になった旨の説明がありました。
② 公民館まつりのさい、青空にテントを張って焼き鳥やたこ焼き、焼きそばを焼いているが、天井があると圧迫感がある、この点はいかがでしょうか?
⇒ 青空もあるので、心配ない旨の回答がありました。
③ 陶芸の電気窯は、保安基準上は室内でもいいことになっていよるようですが、二重・三重の安全を考えて外に設置してほしい旨を要望しました。
⇒ この件は、実際にレイアウトなどを考える中で検討する旨の回答がありました。
④ 電車が見れることは、かなり人気が出ると思います。公民館利用よりも東海道線の電車を見るために公民館が賑やかになるような気がします。電車が見れるような軽食堂や休憩室の設置をお願いします。
大宮の鉄博 てっぱく では、日本食堂のレストラン室内から電車が見れます。川越線、珍しい電車が走っていますね。4Fでは新幹線がガラス越しにすぐ身近で見れますが、新幹線早いですから来たと思ってもすぐ通り過ぎてしまいます。ありゃ、建物の配置ミスですね? もう少し、離れたところから見れないとね。
辻堂のモールヒルでも東海道線の電車が見れて、 珍しい電車と遭遇することもあります。でも、子供達にはどんな電車でも嬉しいみたいです。モールヒルの2Fの食堂から、やや線路から離れている(60mくらい)のが残念です。
蛇足ながら東海道線、毎週日曜日は蒸気機関車が東京と小田原間で走るとか、昔の木でできた車両が走るとかもしてほしいですね。大井川鉄道は蒸気機関車が走っていて、超 人気です。
他の委員からは、宮前地区が山崎跨線橋が狭くて信号機による交互通行の跨線橋なことや小塚の地下道が離れているので、せっかく近くに公民館が移ってきても不便である。東海道線と柏尾川に囲まれて、藤沢駅南口から鎌倉市の(深沢/梶原)古館橋までの精神病院の前の道路は狭いです。踏切も、小塚の地下道の藤沢駅寄りの川名の旧鎌倉街道のところに1か所ありますが、旧湘南貨物駅が見える場所には1か所もありません。(JRは、極力踏切を作らない方針です。東海道線の武田薬品の反対側に見える切り立った岩場のところが、宮前地区の一角です。) 宮前地区は、いわば陸の孤島みたいなところです。ぜひ、交通アクセスを検討してほしい旨の意見がありました。
また、駐輪場が確保されるようだが、最近は電動自転車も多くなった。電動自転車の駐輪に配慮してほしい旨の要望が出されました。
公募委員の一人からは、「私は足に障害があるが、ぜひスロープではないバリアフリーの公民館にしてほしい」と要望が出されました。
図面の東側には村岡新駅ができる構想もあります。村岡公民館は村岡新駅とは関係なく進められています。もし新駅ができる場合には、武田薬品の前から宮前地区を通って鎌倉市の梶原(深沢)の旧国鉄跡地方面に幹線道路ができる構想もあります。私は、個人的には根岸線を藤沢まで延伸してほしいと思っています。もちろん、新駅はあったほうがいいのですが、藤沢市と鎌倉市、神奈川県が設置費用を負担しJRは負担しないのはおかしいですね。
最後に、私からC案を軸に建築設計が進められますので次回以降、立体図を示していただきたい旨を要望しました。2月の会議には間に合わないかもしれませんが、今後作成するとのことです。